大気圧の海面更正

3.海面更正

高さが異なる観測点で測った気圧をそのまま比較しても意味はない。例えば気象庁の観測所がある長野は標高418.2m、松本は610m、軽井沢にいたっては標高999mまある。標準的な状態では、海抜0mで1013hPaでも、長野は960hPaくらい、松本は940hPaくらい、軽井沢は900hPaくらいになっている。これをそのまま比べると、これらの場所ではいつも低気圧ということになる。そこで、気圧を比較するときには必ず海抜0mの値に換算する。これを海面更正という。天気図を書くときの基本データとなる各地の気圧はこのように海面更正された後の値が発表される。

[出典]https://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/taikiatsu.htm

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