進路の決め方-『我流』
「好きこそものの上手なれ」という言葉がある。
私の場合、好きなものは『自然災害・防災・減災』などになるのかなと思います。
確かに好きなことはやってて苦にならないので、
苦にならないから続けられる、続けていると自然と上達していく、という構図になるのでしょう。
ただ、『自分が本当に何が好きか?』ということを自信をもって言える人は、
人口の何パーセントほどなのでしょうか。
私は,大学を卒業後,4年間,仕事をした後に,ようやく好きなことを見つけることができました。
『好きなこと』がわかっていればそれを進路にすればよいと思いますが,
『好きなこと』を見つけることって,本当はすごく難しいことなのではないかと思います。
そうした,『好きなことが見つからない』という人へのお話です。
私は,小中高と,体育だけは満点でした。
当時は「好きな教科は体育です。」と言っていたように思います。
ただ,今思うと確かに,幸いなことに両親から丈夫な身体をいただくことはできましたが,
スポーツが好きだったかと改めて振り返ると,
ただ得意なだけで好きではなかった気がします。
予備校時代,私は獣医になりたいと思い立ち,
勉強を始めました。
理科や数学は得意ではありませんでしたが,
勉強をしました。
楽しくはなかったですが,充実はしていました。
短距離走でどんなに早く走っても,
病気の動物は救えないですが,
つまらない理科や数学を頑張れば,命を救えると考えることができたからかもしれません。
まとめると,
『本当の自分の好き嫌いを判断することは難しい。』
『好きであろうがなかろうが,やらなければいけないことはやらなければならない。』
といったところでしょうか。
また,勉強は『苦しみの先取り』と考えることができるのではないかと思います。
今自分が苦しめば,将来,動物の命を守れるといったイメージです。
人の人生,千差万別なので,何がその人の心に届くのかはわかりません。
何か一つでも参考になることがあれば幸いです。