私の進路の転機となった東日本大震災
今回は少し真面目な話。
私は2015年3月に大学を卒業し,3年間長野県内の高校で働かせていただきました。
3つの高校でお仕事をいただいていましたが,
そのうちの一つの高校での体験が私の進路を決定づけました。
その体験とは,
①希望生徒がおこなっていた岩手県大船渡市での震災復興ボランティア
②宮城県の医師 山浦 玄嗣(やまうら はるつぐ)先生の講演会
でした。
それまでの私は真剣に仕事はしていましたが,
『何のために仕事をするか(何のために生きるか)』という問いの答えを出せずにいました。
(※獣医になりたいと大学を受験しましたが,落ちて入れる大学に入って何を目標に大学生活を送ればよいのかわからずにいた話は別の機会にさせていただきます。)
そうした中で,前述の①,②の体験は私の生き方を決定づけるうえで欠かすことのできないものでした。
被災されて大変な思いをされても世の中のために働かれているお医者さまや,
被災者の方々のためにボランティアをしている高校生たちを見て,
『自分は何をやっているのか』と思ったことを今でも覚えています。
何から手を付けたら良いやらわからずに,
なかなか防災・減災教育についての準備も進まないですが,
『私の原点はこのあたりにある』ということを書かせていただきました。