『Off the Beaten Track = 探求』
予備校のときに、予備校講師の安河内先生が書かれた『できる人の勉強法』という本の中に、『Off the Beaten Track』という言葉がありました。
簡潔に訳すと『決まりきった道を外れる』つまり、普段と違うことをして世界を広げよう、という意味のようです。
茶道のように、決まった動作を繰り返すことで動きに磨きをかけていくという世界もあると思うので、絶対に正しいわけではないと思いますが、『惰性で生きるなよ!』というメッセージとして、、『Off the Beaten Track』を心がけていきたいなと考えています。
さて、高校では『探求』という授業があります。これは、簡潔に言うと、『課題の発見→解決→新たな課題…ということを繰り返し、より良い世の中にしていこう』というものかなと思います。
ここで、"繰り返す"と書いていますが、実際にはそれほど単純・簡単なものでもないです。
本当は、普段かけることのない、例えば『カルボナーラにしょう油をかけてみる』といった単純なもので良いと思うのですが、いざ授業として取り組もうとすると、なかなか思いつかないのではないかなと思います。
昔ながらの日本人はとくにそうですが、日本には『出る杭は打たれる』ということわざもあるように、変化を嫌う傾向にあるのではないかなと思います。
実際のところ、はっきりと『これが課題だ!』と言える場面は少ないように思います。テーマを決めて、それについて真剣に考える中で、課題が見つかっていくのではないでしょうか。
兎にも角にも、興味のあるテーマを決めて、それについて考える時間を増やしてみましょう。そして、可能であれば、普段見ないような見方をしてみてください。(例えば、カルボナーラにしょう油をかけてみるといったように…)
『Off the Beaten Track』が習慣になっていると、"いつもと違う見方"をしやすくなるのではないかと思いますm(_ _)m